華の十代が痔瘻になった話~手術前その2~

どうもしおりです。大学が夏休みに入って暇で仕方がない、そんなときに退院してもうすっかり忘れてしまっていたこの痔瘻体験談、というどこか残念な雰囲気の拭えない記事のことを思い出しました。

 

数ヶ月ぶりの記事更新が痔瘻体験談の続き、というのがイマイチ爽やかではないですが書いてみましょう。

 

~これまでのあらすじ~

受験生の夏頃痔瘻を発症してしまいました✩

 

抗生物質のお陰で症状は軽くなり、受験をなんとか無事に乗り切りました。ずっとドーナツ型のあのクッションは自分の友達になっているような状態ではあり、常に頭の片隅に自分のお尻のことがある、という中々受験生としては稀有な例に分類される生活でしたが、特に体に異常や痛みはなく、乗り切りました。

 

話は大学入学後の春、2017年の5月に移ります。

大学生活開始とともに念願の一人暮らしを始め、おっかなびっくり毎日を過ごしていました。今考えると慣れない環境、例えば授業に行くと周囲に女子がいる環境だったりにストレスを少しずつ感じていたのでしょう。

 

大学一年生5月GW、お尻に腫れのようなものを感じ取ります。結構腫れているし、正直ちょっと痛い。これはもしや、、、と思い、あちこちネットの海を探索します。そしてどうやらこれは肛門周囲膿瘍なのではないか、という結論に至ります。

 

慌てて下宿先近くの病院に駆け込みます。その病院のお医者さま曰く、

 

多分、、、痔瘻なんだけど、、、一応抗生物質出しておくから二週間くらい様子を見ましょう。」

 

ん!?!?既視感!?!?!そんな感じで診察する!???!?!確かに肛門専門の病院ではないし、こんなものか、と考えて引き下がって帰ってきましたがやっぱり痛い、これはしっかりした専門医にかかった方がいいと判断し、新橋の某クリニックにお世話になりにいきます。大学の授業を休んで肛門科に行くというのはなんとも背徳感があり、少しもはやエッチですね。

 

そのクリニックのお医者様曰く

「これは肛門周囲膿瘍ですね、これは切開するのが一番いいと思います。」

とのこと、なるほど、なるほど、と頷いていたらどうやら切開をする流れに。

心の準備もほどほどにお尻に麻酔が入ります。

 

しかしこの切開、本当に痛い、文章でこの痛みを伝えきれないのが本当に悲しいけれど、刃物が自分の肉体に入っていくのがこんなに痛く、辛いことだとは思わなかった。死ぬときの死因で嫌なものランキングに刺殺が一位に躍り出ました。それくらい痛い。しおり強い子、ぶいっ。と泣きゲヒロインのように強がっていましたが普通に泣いてしまいました。それくらい痛かった。

 

そしてその後は暫く経過観察、1~2週間は膿がやら血やらがドバドバでます。

ここで人生初、そして一生経験することはなさそうな意外な経験をここですることになります。しおりの運命やいかに。